岡山県にある石原果樹園様の木製看板のメンテナンスをさせて頂きました。
メンテナンス前の状況
8年目を迎えた石原果樹園様の木製看板です。強い日差しの当たる木製看板にとっては過酷な場所ではありますが、とても大切に扱ってくださり、腐りなどなく、良い状態で掲げてありました。途中でメンテナンス(色の塗り重ねなど)をご自身などでしていただいていたことも良かったのだと思います。
メンテナンス前の状況-気になったポイント‐
石原果樹園様の木製看板は両面仕様です。上の写真はシンプルタイプ面のお写真になります。
シンプルタイプ面が直射日光がよく当たる。日差しの強いほうです。
塗料のところどころの木目に沿った塗料の剥げがあります、
色褪せとともに8年経過の中でしょうがないものなのかなといった印象です。
塗料の白はやはり色持ちがいいなぁという印象です。
たくさんのメンテナンスをさせて頂いていますが、日差しの下の木製看板は上面のひび割れは必ずあります。
石原果樹園様の看板も例外なくひび割れしていました。
全体的な反りが見受けられました、日差しの強いほうへ反っていました。そちらも木の本質上しょうがないことだと思います。
上記を踏まえましても基本的には堂々と威厳を損なうことなくかっこよく看板の役目を果たしてくれている
石原果樹園様の木製看板です。
晴れの国、岡山らしい、太陽と青空が本当によく似合う木製看板です。
今後の予防も兼ねての補強。
上記、看板にビスが数点打ち込まれている写真について、
弊社で作る木製看板は大きな反りなどを予防するために数枚の板を繋ぎ合わせて製作しています。
(石原果樹園様の看板だと7枚くらい)
今回メンテナンスの際、よく見ると繋ぎの接着面に少しの剥がれが見受けられたので接着の剥がれの予防も兼ねてビスを打ち込み、補強作業もさせて頂きました。
その後、パテ埋めなどをしてビス打ちのあとはあまりわからないようにしています。
上の写真、メンテナンスのために表面をサンダーで薄く削っているので木肌が一部見えています。
メンテナンス後
全体の汚れをきれいに落とした後、軽く表面をサンダーで整え、塗料を塗りメンテナンスをさせて頂きました。
看板上面もばっちりきれいに整っています。新品同様の仕上がりだと思います。
個人的にはメンテナンス後の看板の表情は新品の時以上に『木』らしさの色気が加わり、より魅力的な表情を醸し出してくれると思っています。
下の写真はメンテナンスを終えた全体写真、今回もより男前になったのではないでしょうか!
この看板は両面仕様で、木の迫力と魅力を感じる凹凸感のスタンダードタイプと、文字やロゴを彫り込んだシンプルタイプの二面で構成されています。
石原様はじめスタッフの皆様と共に看板の設置作業をさせて頂きました。お忙しい中、看板設置のお手伝いをしていただきました。ありがとうございました!!
石原果樹園の歴史と石原様の経験
石原果樹園の石原様は20〜22歳の頃、アメリカで農業研修を受け、広大な土地での泥とメキシカンにまみれた経験を通じて、多くの方と出会い、貴重な経験を積まれました。帰国後、実家での農業を引き継ぎ、1999年に直売所とフルーツ狩りを開始。そして2000年には石原果樹園のウェブサイトを立ち上げました。地域や国際貢献にも積極的に携わられています。
木製看板の設置とその想い
石原様はアメリカのワイナリーで見かけるような木製看板を自分の果樹園にも掲げたいという想いで、私たちにご連絡をくださいました。石原果樹園は創業170年を誇り、乳酸菌栽培で育てたフルーツを直送・直売するほか、果物狩りも楽しめる贈答果樹園です。果物狩りシーズンには多くのお客様が訪れ、写真撮影を楽しむ方々もたくさんいらっしゃいます。
看板の足元には綺麗な花が植えられ、訪れる人々を魅了しています。石原様ご自身も看板のメンテナンスを行い、大切にされていることが伝わってきます。農園スタッフの方々との集合写真や、お客様で賑わう看板を中心とした写真も何度も送っていただきました。
看板設置とフルーツ狩りシーズン
毎年多くのお客さまで賑わう、フルーツ狩りが始まります。2024年の今年は7月20日からとのことです。
美味しいフルーツを楽しみながら、石原果樹園の魅力を存分に味わってくださいね!
石原果樹園様の看板が、これからも訪れる皆様を温かく迎え続けることを願っています。