東京都世田谷にある HARUCAFE(ハルカフェ)さまより、14年前に制作させていただいた木製看板のメンテナンスをご依頼いただきました。
木製看板は、時間とともに風合いや表情が変化していきます。今回は、屋外で雨風や紫外線にさらされる環境に設置されていたにもかかわらず、驚くほど良好な状態を保っていました。塗装の一部には剥がれが見られましたが、それすらも味となり、かっこいい経年美を感じさせてくれました。
木材本体のコンディションも非常によく、今回は表面の再塗装や補修などのメンテナンスを行い、今後も長くお使いいただける状態に整えました。木製看板は定期的なメンテナンスを施すことで、美しさと耐久性を保ち続けることができます。

今回のやりとりの中で、「東京に住む長男と、いつかお伺いできたらと思っています」とお伝えしたところ、
「ご長男は、13〜4年前の年賀状に写っていた男の子ですね。大きくなったんですね〜」
という温かいお返事をいただきました。当時、年賀状に添えた家族写真を覚えていてくださったことに、胸が熱くなりました。

看板だけでなく、ご縁も大切にしてくださるお客様との繋がりに、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
木製看板の経年変化とは?
木の看板は、年月とともに色合いや質感が少しずつ変化します。これを「経年美」と呼び、人工的な素材にはない魅力のひとつです。特に屋外で使用する場合は、風雨や日差しによる影響も受けますが、適切なメンテナンスを行うことで、より味わい深い風合いを楽しむことができます。

木製看板のメンテナンスをお考えの方へ
「うちの看板もそろそろ…?」と思われた方は、お気軽にご相談ください。経年による色あせや劣化も、再び美しさを取り戻すことが可能で、
実際にメンテナンスをご依頼いただいたお客様からは、毎回うれしいお声を頂いております。看板の再生という作業を通じて、初めてのご依頼当時の想いや、掲げてこられた年月のエピソードなど、さまざまなお話を伺えることも、私たちにとって大きな喜びです。
私たちの看板が、お店の歴史とともに、これからもそっと寄り添い続けていけるよう願っています。