よく、ニスは塗ったほうがいいんですか?という質問を頂きます。
雨の当たらないところでは全く問題ないんですが、屋外の直射日光や雨が当たるところでは使わないほうがいいと思います。
写真は実験として雨や直射日光が当たる屋外に約1年ほど置いている表札です。
塗った塗料は試しにと思って車用のクリア塗料を塗ってみました。
木に塗る専用のクリア塗料よりも長持ちするかなと思って塗ってみましたが少しは長持ちしたようですが、半年ぐらい経つと少しづつ角や文字の部分からクリア塗料が浮いてきて雨がしみ込みだしてグレーになっています。
木製看板でこんな状況になっているのをホントによく見かけます。
さらに悪い事には、コーティング系の塗料は上からの重ね塗りができないということです。
塗料がパリパリになり、きれいにはぐことも難しく、表面の凹凸を整えることもとても困難になります。
上から色を塗ろうと思えば一度クリア塗料を剥いでしまわないといけません。
とても大変な作業になるので、また作りなおしたほうがきれいに仕上がるかもしれません。
弊社では、屋外で使う木製看板にはステイン系と言ってしみこむタイプの塗料を使っていて、キシラデコールもその分類になります。
このタイプは退色した後に少し汚れをふくくらいで、そのまま上から塗り重ねる事が出来て、後々のメンテナンスが楽チンなんです。
木製看板を永く掲げていたいと思っている方はステイン系の塗料を使って、色が落ちたら重ね塗りをすると良いと思います。
屋外用防腐塗料でお勧めは『キシラデコールコンゾラン』です。
以下の記事に書かせていただいています。よろしければお読みになってください。
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