こんにちは、木製看板ウッドサインショップです。
今回は、静岡県静岡市葵区に新しくオープンされた「本屋ひるね」様の店舗看板をご紹介します。
実は今回姉妹ブランド「CRANK-nameplate」にてご自宅の「二世帯表札」をご依頼もいただきました。

1. 表札から始まった、大切な「お店の顔」へのご縁
店主様からは、表札の製作中にこのような嬉しいご相談をいただきました。
「木製で看板を作りたいと探していたら、こちらのサイトを見つけました。現在は受付停止中とのことですが、予約をしてでもぜひお願いしたいです」
「素敵に作っていただけるに違いない」という確信を持って、受付再開を待ってまでご依頼くださったその想いに応えられるよう、細部まで心を込めて製作に当たりました。
2. 弊社独自「スタンダードタイプ」の圧倒的な存在感
製作したのは、幅700mm × 高さ500mmの大型オーバルサイン。 当店のオーダー看板において最も人気のある、弊社独自の「スタンダードタイプ」で仕上げています。

■ サンドブラストによる「浮き彫り」が生む豊かな陰影
スタンダードタイプは、高圧の砂を吹き付ける「サンドブラスト加工」という技法を用いています。文字やイラスト部分を残し、背景を深く削り取ることで「浮き彫り(レリーフ)」状に浮き上がらせる手法です。
- 確かな奥行き: 浮き彫りにすることで生まれる立体感は、太陽光の下で深い影を作り、看板に豊かな表情を与えます。
- 天然木のテクスチャ: 砂の力で削り出された背景には、木材ならではの力強い凹凸が現れます。この機械には出せない手仕事の質感が、お店の温もりを伝えます。

3. 看板猫とイラストに命を吹き込むデザイン
看板の主役は、お店の看板猫ちゃんと、ご友人の手による愛らしいイラストです。
特にこだわったのは、猫ちゃんが眠っている「本」の描写。背表紙に彫り込まれた**『The Sleeping Tanusham』**という題名は、ご友人の遊び心が詰まった大切なポイントです。この細かな文字も、浮き彫りによって精緻に再現しました。
完成後、店主様からは、
「予想以上に素晴らしく、感動しております!題名もきれいに出ていて本当にありがたいです。外壁の色ともマッチして大変満足しています」
とのメッセージをいただき、私たちも本当に嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

4. 店舗情報:本屋ひるね(静岡市葵区)
新刊から古本、絵本や旅の本まで、心動く一冊に出会える素敵な本屋さんです。 ネイビーの外壁に映える、黄色い「浮き彫り看板」を目印に、ぜひ訪れてみてください。
- アクセス: 静岡県静岡市葵区新富町2-13
- 営業時間: 月金 11:00-17:00 / 土日 10:00-16:00
- Instagram: @honya_hirune
【製作データ】
- サイズ: W700mm × H500mm
- 加工仕様: スタンダードタイプ(サンドブラスト加工・浮き彫り仕上げ)
- 形状: オーバル(楕円型)
5. 表札から看板へ。信頼が繋いだ「木の温もり」
今回の看板製作の背景には、店主様との大切なご縁がありました。
実は、最初のご依頼はご自宅の「二世帯表札」でした。こちらの表札は弊社の姉妹ブランド「CRANK-nameplate」にて製作させていただいたものです。
この表札の製作中、店主様より「木製で看板を作りたいと探していたら、こちらのサイトを拝見しました。現在は受付停止中とのことですが、予約も受け付けていただけるようなので、こちらもご相談できたら助かります」と、看板のご相談をいただきました。
そして看板の完成・納品の際、このようなお声をいただきました。
「素敵に作っていただけるに違いないと思ってお願いしましたが、予想以上に素晴らしく、感動しております!猫の乗ってる本の題名が友人の遊び心なので、それがきれいに出ていて本当にありがたいです」
住まいの顔である「表札」と、お店の顔である「看板」。その両方を託していただけたことを、とても嬉しく感じております。

【あわせて読みたい:二世帯表札のご紹介】 店主様にご依頼いただいた、高耐久天然木「アコヤ」と真鍮を組み合わせた二世帯表札の詳細は、CRANKのブログ記事にてご紹介しています。
